特集 木材の可能性を拓くJAS構造材
by 日経 xTECH Special

今こそ日本の森林資源の有効活用を 需要拡大で期待される「非住宅」の木造化

特集 木材の可能性を拓くJAS構造材(1) 日経 xTECH Special


JAS構造材の製材で設計の自由度が広がる可能性も

今、日本の森林資源は“宝の山”になっている。伐採の適期を迎えて建築分野で使いやすい木材が取れるからだ。需要拡大で期待されるのは「低層非住宅」などの木造化。同時に「JAS構造材」の普及にも期待がかかる。そのための道筋を示すこの連載(6回予定)の第1回目は、森林資源の現状や低層非住宅への期待、JAS構造材の意義などについて、林野庁の齋藤健一氏に語ってもらった。

構造計算の必要な中大規模木造は品質が明確なJAS構造用製材が有利

特集 木材の可能性を拓くJAS構造材(2) 日経 xTECH Special


JASの「機械等級区分」に関心が高まる

木材製品のなかでも製材は最も多く使われている身近な存在だが、JAS(日本農林規格)の規格に基づくJAS製材の割合はまだ低い。しかし、普及が期待される中大規模木造を建てることになると、多くの設計者や施工者が「JAS構造用製材」を使うことになりそうだ。そこで、6回シリーズの2回目となる今回は、JAS構造用製材に詳しい2氏に、その基本を教えていただく。

森林維持のカギを握る「製材」の活用 設計の可能性を高めるJAS材利用

特集 木材の可能性を拓くJAS構造材(3) 日経 xTECH Special


木造をつくり続けてきた工務店は設計者の相談役に

木材を熟知し、長く木造建築を手掛けてきたプロは、普及が期待される低層非住宅・中大規模建築物の木造の現状をどう見ているのか。そのなかでJAS構造用製材の活用はどんな意味を持つのか。今年で創業110年を迎えた神奈川県大和市の青木工務店の4代目社長で、一般社団法人JBN・全国工務店協会の中大規模木造委員会委員長を務める青木哲也氏に聞いた。

特産ヒノキのJAS製材を用いて、趣ある街並みになじむ宿泊施設

特集 木材の可能性を拓くJAS構造材(4) 日経 xTECH Special


木造の新工法開発につなげた「美馬旅館はなれ 木のホテル」

高知県四万十町の「美馬旅館はなれ 木のホテル」は、地元のヒノキ製材で組み上げた独特の架構を取り入れ、開放的な木造建築を実現している。柱と横架材、垂れ壁、腰壁を一体化した「壁ラーメン構造」という新しい工法だ。その実現のためにJAS製材を用いた。意匠・構造設計を手掛けた2氏に、設計の意図や構造の仕組みなどを語ってもらった。

ツーバイフォー工法の壁にCLTの屋根を載せた平屋の保育所

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JAS材の利用で確かな品質を確保

ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)の壁に、CLT(直交集成板)の屋根を載せる木造平屋の保育所がこの4月に開所する。品質管理などの観点から、ツーバイフォー製材からCLTまで構造材にはJAS材を用いる。設計を担当する三井ホームデザイン研究所の川中彰平氏に、設計の意図や木材の選び方、JAS材を使う意義などを語ってもらった。

成長したカラマツを製材で積極活用。地域の需要に応える独特の木造大空間

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製材を生かした意匠で魅せる「厚浜(コウヒン)木材加工場」

北海道厚岸町に、地域のカラマツを使った木造の木材加工場が完成した。太く育ったカラマツの丸太から取れる良質なJAS材を活用し、集成材と組み合わせて間口15m、奥行き30mの無柱の大空間をつくった。カラマツ活用のモデルとしてPRできるよう架構のデザインにもこだわった。加工場を建設した厚浜木材加工協同組合の慶伊勝司氏に木材活用のポイントなどを聞いた。
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