一般社団法人全国木材組合連合会では従来から木造率が高い低層の居住専用の戸建て住宅を除いた建築の構造材に JAS に規定された機械等級区分構造用製材等、ツーバイフォー製材、CLT、LVL、集成材などを利用した実証的な取組を支援することで、非住宅分野の木造建築の経験を有し、継続的に木材を利用していく意思を有する建築関係者を増やすとともに、木造建築の支援に取り組んでいます。
　これらの取組を更に推進することに加え、今般の木材不足等に対応するため、新たに不足した材の代替となる JAS 製品へ転換する取組の実証を支援することとし、併せて、一般消費者の JAS 材に対する建築資材としての認知度・理解度を上げる普及活動を行い、広く国民から木造建築が選択される環境を整備することとしたところ、その事業実施内容を報告書にまとめました。